梅(青梅)

自然農法(無農薬・無肥料)・無選別

自然農法(無農薬・無肥料)の梅です。※2019年3月より、酸性土壌緩和のため、必要な畑だけ、苦土石灰(自然界に存在)のみ使用。
無農薬・無肥料の梅のため、梅酒、梅ジュース、梅干しの他、梅エキス、酵素作りなどに適しています。


2025年は、「5月20日」より、「皆平早生」のみ、ご予約受付を開始させていただきます。
※ご注文受付を終了させていただきました(5/20 5:00)。

ご予約受付開始日の午前0時~、ご予約受付を開始させていただきます(梅のご予約受付はメールのみです。お電話では受け付けておりません)。お申し込み多数の場合は先着順とさせていただきます。前日の日付のご予約メールは、無効とさせていただきます。

 ”梅は その日の 難逃れ”

 ”梅は 三毒を断つ”

 

 

梅畑の環境。できるだけ自然の環境にしています。


平地の梅畑。山あいの地で、自然のサンショウウオが生息するような環境です。
2021年お送りより、平地の梅畑の梅も入ります。

 

平地の梅畑。サンショウウオの卵。
山からの湧き水で、自然の、サンショウウオ、イモリ、カエル、沢ガニ等が育つ環境です。

 

寒い冬。梅の木には、小さなつぼみができてきます。

1月上旬。

 

5月末頃の皆平早生(かいだれわせ)。

深い青色をしています。

皆平早生

少し黄色がかってきた皆平早生(かいだれわせ)。


実生(みしょう)。
実生は、いろんな感じの実になります。


実生(みしょう)
実生は、いろんな感じの実になります。


実生(みしょう)
実生は、いろんな感じの実になります。

 

皆平早生梅は、香りが良く、動物も好んで食べます。

梅畑で見つけた証拠物<=梅を食べた動物の落とし物>

 


梅干し

斑点部分や、枝に近い部分(追熟中に、皮がシワになることがあります。)が、少々かたくなります。

 ひび割れの跡も見ていただけると思います。

少し黄色くなってきた皆平早生と「てんさい糖」で漬けた梅ジュース。濃い味です。

(※色が茶色いのは、「てんさい糖」を使っているためです。)

冷凍しておいた梅で作ることもできます。生の梅で作った方が、風味の良い梅ジュースになります。

 

きび糖で作った梅ジャム。

梅ジャムも、梅ジュースも、きび糖や黒砂糖、てんさい糖等で作ったほうがまろやかになるように感じます。

「梅栽培に対する、うちの考え方・栽培方法」

 当農園では、梅は野菜より早く、1989年(平成元年)より自然農法(無農薬・無化学肥料)による栽培に切りかえました。 2011年(平成23年)より、半分の梅畑を無肥料に切りかえ、2015年(平成23年)1月の施肥を最後に、すべてを無農薬・無肥料に切りかえました。

※2019年3月より、酸性土壌緩和のため、必要な畑だけ、苦土石灰のみ使用。(苦土石灰は、自然界に存在するドロマイト原石を粉砕したものです。岐阜県のものを使用。)

※2021年~の変更点
山の斜面の梅畑では、鹿・イノシシ・うさぎ・猿などの獣害を防ぎきれなくなったため、比較的、周囲をネットで囲いやすい平地の畑に梅の木を植えて栽培を始め、収穫できるようになりました。平地の畑といっても、山あいの地で、自然のサンショウウオが生息するような環境です。栽培法は、変わりません。
(新しく栽培を始めた平地の梅畑は、同じ畑内で野菜も栽培しています。梅の木には無施肥ですが、野菜には必要最小限の施肥をしています。そのため、梅の木の根が広く伸びた場合、野菜の堆肥を吸収している可能性もあると思います。野菜に使用している堆肥については、「うちの考え方・栽培方法・自然農法とは」ページをご確認ください。)
※2023年をもって、南高の販売は終了させていただきました。(夏の猛暑・獣害などで南高の木が大きなダメージを受けたため)

 

 やはり無農薬ですので、写真のように、梅の上の部分(枝についているところ)に斑点ができたり、黒くなったりしてしまいます。(「きれいな」梅もあるのですが。

 

 無農薬で、斑点や黒い部分のない、「きれいな」梅を栽培することも可能です。しかし、「きれいな」梅を栽培し出荷するためには、かなりの手間がかかりますし、収量が減ります。

そうすると、価格を高く設定しなければいけなくなってしまいます。

 

「きれいな」梅を栽培しようとすると、木を植える場所がかなり限られますし、梅の木の数や枝の数を減らさなければなりません。また、見た目のよくない梅を取り除かなければなりません。その年の天候にも大きく左右されます。

「きれいな」梅になるかどうかは、地層に由来する土質、地形<風の良く通るところ>の要因も大きいためです。)

 

 斑点や黒い部分があっても、梅酒、梅ジュース、梅エキス、酵素作りに何の問題もありませんし、また自家用梅干しにも問題ありません。

梅干しにした時に、斑点部分や、枝に近い部分<追熟中に、皮がシワになることがあります。(ページ上の梅干しの写真参照)>が、少々かたくなります。)

見かけはよくありませんが、中身はしっかりした梅です。

 

 梅は生で食べないので違いがわかりにくいかもしれませんが、梅ジュースや梅酒を作られる方から「味が濃い。」、少し黄色くなった梅で酵素ジュースを作られる方からは「無農薬なので発酵が元気。」というご感想をよくいただきます。天然酵母によるパン作りにも適しています。梅干しを作られる方からは、「味が濃い」というご感想が多いです。

 

 自然にまかせていますので、大きさも様々です。

 

 見た目はあまり良くなくても、中身がしっかりして安心な梅を、ある程度の価格におさえてお届けしたいと考え、あまり手間をかけずに自然農法(無農薬・無肥料)で栽培しています。

 小さなお子さんを子育て中の、若いお父さん・お母さんにも購入していただきたいと考えているからです。

 

 こちらは町から離れ、山に囲まれた地域です。無農薬の自然農法には最高の環境だと思っています。
MAPの航空写真で、こちらの環境をご覧になってください。)

 

 土・微生物などの環境は大事にしますが、「きれいさ」や「大きさ」は、人間の側の「分別」・「ものさし」だと考えていますので、「きれいな梅」や「大きな梅」を栽培することには重きを置いていません。

 

 「きれいさ」や「大きさ」といった見かけより「自然農法の梅の中身の良さ」を感じようとしてくださる方、自然のことを理解してくださる方にご購入いただけたらと思っています。

※「きれいな梅」、「大きな梅」をご希望の方は、お申し込みにならないでください。

 

 

価格 

自然農法(無農薬・無肥料)栽培のため、一般的な栽培法に比べ、1本あたりの木から収穫できる量がとても少ないです。そのため、このような価格にさせていただいております。

皆平早生(かいだれわせ)2025年は、「5月20日」より、「皆平早生」のみ、ご予約受付を開始させていただきます。※ご注文受付を終了させていただきました(5/20 5:00)。

 

皆平早生は、田辺 市の皆平地区発祥の梅です。皮が薄く、味が濃いため高級品種ですが、南高ブランドに押され、和歌山でも希少になってしまいました。香りが良く、「猿が、南 高より皆平を食べる。」といわれますが、うちでも熟して落ちた皆平梅は、動物が食べるようで、すぐ消えます。

梅干しにしたときも、甘みが感じられます。

梅酒、梅エキス、ジュース、梅干し等すべてに適しています。

a若い青い梅

b少し黄色がかった青い梅

(木で、黄色がかり始めてから収穫します。)

無選別 1kg  1900 円(送料別)※ご注文受付を終了させていただきました(5/20 5:00)。

※送料とも、税込みの価格で表示しています。

3kg以上でのご注文をお願いいたします。
※量がとても少ないため、abの、どちらかの時期のみでお願いいたします。
※お一人、5kgまでとさせていただきます。

 

実生(みしょう)※2026年販売開始予定

実生(みしょう)とは、品種名ではなく、「種から育てた」という意味です。(一般的に栽培されている梅は、ほとんど「接ぎ木」です。)
実生の梅は、種を蒔いてから実が生るまで10年以上かかりますし、「先祖返り」することもあり、どのような実ができるか予測できません。そのため、実生梅を栽培・販売している農園はほとんどないと思います。
当農園は自然農法のため、より自然に近く、病害虫に強い梅を育てたいという思いから、実生の木を育ててきました。

梅酒、梅エキス、ジュース、梅干し等すべてに使えます。
 ※実生梅の特性上、いろいろな感じの実が混じります。皆平早生に比べ、全体的に小ぶりです。

a若い青い梅

b少し黄色がかった青い梅

(木で、黄色がかり始めてから収穫します。)

無選別 1kg  円(送料別)

※送料とも、税込みの価格で表示しています。

※ kg以上でのご注文をお願いいたします。
※量がとても少ないため、abの、どちらかの時期のみでお願いいたします。
※お一人、 kgまでとさせていただきます。


※以前は、「c完熟手前の梅」を設けていましたが、完熟手前まで収穫を待つと、天候(大雨・大風・ヒョウなど)により割れたり落ちたりし、お送りできない可能性が大きくなるため、現在は、「a若い青い梅」、「b少し黄色がかった青い梅」のみにさせていただいております。梅干など熟した梅をお使いの場合は、追熟をお願いいたします。

送料  

・3キロ~5キロの場合

関西/中部/北陸/中国/四国 1,210円(クール代込み) 

関東・信越・九州      1,280円(クール代込み) 

南東北                           1,420円(クール代込み)

北東北           1,520円(クール代込み)

北海道                   1,820円(クール代込み)        

沖縄                              2,070円(クール代込み)

 

※税込みの価格で表示しています。

※他のものと一緒のお送りの場合は、送料をお問い合わせください。

※クール便での発送をお願いしております。

 

「梅をご予約くださる方へ」
※温暖化で、カメムシに吸われる被害が年々増えています。カメムシに吸われた跡のある実も、お送りに入ります。

※収穫時期の目安は、「
月下旬~6月初めにa若い青い梅、6月上旬~中旬にb少し黄色がかった青い梅」です。

(梅の状態が最もよいタイミングでお送りいたします。お送り時期は、梅の状況によって決めさせていただきます。

自然のことで良いタイミングは一瞬ですので、お送り日・時期・曜日のご希望をお聞きすることができません。
事前に、お送り日をお知らせすることができません。「日時指定なし」で発送し、発送後、クロネコのお問い合わせ番号をメールでお知らせします。

 

※無選別のため、きれいなものも、ヒョウ等による小さい傷のあるものも、表面に小さなひび割れのあるものも、斑点の多いものも含まれます。大きさも様々です。梅酒、梅エキス、梅ジュース、ジャム、酵素作りに。梅干し作りにも特に問題はありません

(梅干しにした時に、斑点部分や、枝に近い部分<追熟中に、皮がシワになることがあります。ページ上の梅干の写真参照。>が、少々かたくなります。)

 

※自家用にも使用が困難なもの(傷んでいるものや大きな傷のあるもの)はお入れしていません。

 

 ※ご注文をお受けするときに、ご希望の梅の状態・a若い青い梅、・b少し黄色がかった青い梅、)、用途をおききします。

 

※大きさについて

梅 の大きさは、開花と自然のミツバチの授粉のタイミングや天候によります。たくさん受粉してたくさん結実した年は小さく、実の少ない年は大きくなります。木 によっても違います。雨の量など、その年の天候によっても違います。自然にまかせていますので、お送りする梅の大きさはさまざまです。

 

※少し多めの量を箱詰めしお送りしますが、梅は生きて活発に呼吸し、水分を放出しますので、箱詰め後も徐々に重量が減っていきます。到着時点で、お申し込みの重量に満たなくなっている可能性があることをご了承ください。

 到着後、何日か追熟される場合は、呼吸による水分の放出のため、ご使用段階で大きく重量が減る可能性が高くなります(日数や湿度にもよります)

(湿度の低いクールでお送りする過程で重量の減る可能性もあります。特に、遠方で2日以上お送りに要する方の場合や、お受け取りが遅れた場合。

ご了承ください。

 

※無農薬のため、またヒョウなどによる天候の影響が予測できないため、確実な収穫がお約束できません。お申し込みいただいても、販売できない場合があることをご了承ください。

収量が少ない時は、お申し込みくださった順とさせていただきます。

使う梅の目安

  青~ 黄~完熟
梅エキス    
梅酒 梅酒 梅酒
ジュース ジュース ジュース
    梅干


梅干し

黄色くなってきた梅を使います。

※水につけてアク抜きする必要はありません。

ジッパー付きのポリ袋を使うと、少量でも手軽に梅干しを作ることができます。

一般的に販売されている梅干しは、一度塩漬けした梅を、塩抜きして調味液に漬け込んだものがほとんどですが、塩だけ(お好みにより紫蘇も)で漬けると、梅の持つ味をあじわえます。

 

梅酒

一般的に、梅酒用に青く若い梅、梅干し用に黄色く熟した梅を用いることが多いようですが、こちらの地域では「梅酒にも黄色く熟した梅を使ったほうが香りやエキスがよく出る。」と、梅酒に黄色い梅を好む人が多くいます。

 

梅エキスの作り方

1.青い梅の実をすりおろします。種は取り除きます。

※金属以外の、陶器のすりおろし器などで。

2.ガーゼなどの布で汁をしぼります。

3.しぼった汁を、土鍋やガラス鍋などで、弱火でこがさないように煮詰めます。

※金属の鍋は使えません。

4.とろみがつくとできあがりです。

 

 

茶粥

茶粥の作り方

紀州では、昔から、朝は茶粥と梅干しの朝食がとられてきました。

かまどで、羽釜を使って炊くととてもおいしいのですが、鍋でもお作りいただけます。

1.鍋に、水と、袋(ティーパックでOK)に入れたほうじ茶(または番茶)を入れ、火にかけます。

(米1合に対し、水1500ccくらい。)

2.沸騰しお茶の色が出たら、お茶の袋を取り出します。

3.米を入れます。

(本来は洗わず入れるのですが、洗って入れても大丈夫です。)

4.ふきこぼれ、こげつきに注意しながら、やわらかいお粥ができるまで炊きます。

(「さらっ」としたお粥が好きな方は、かき混ぜないでください。かき混ぜると、「とろっ」としたお粥ができます。)

※お好みにより、水の量は加減してください。